どうもDaいすけです。
最近、楽天経済圏にどっぷりつかり始めています。
その中でも今回は「楽天でんき」と「楽天ガス」の切り替え検討をしたいと思ったので、公式サイトでシュミレーションをしてみました。
年間で1万ぐらい得するじゃん!と思いきや、このシュミレーション欠陥というかかなり不親切なところがありました。
何が問題なのかというと、「燃料費調整額」&「再エネ発電促進付加金」この2つが計算から抜けているのだ!
シュミレーション結果の下の方に小さい字で「※シミュレーション結果には燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでおりません。」と書かれている。
これによって結構金額に大幅な差が出てくることがわかりました。(※詳細は後述)
今回は、この楽天でんきのシュミレーションがいかに不親切で分かりづらいのかを解説していくとともに、シュミレーション内でいかに楽天ポイントでお得に見せようとしているのかなど、シュミレーションのみで鵜呑みにしてはいけないという注意喚起を込めて書いていきたいと思います。
これから楽天でんきに切り替えようとしている人に、参考になれば幸いです。
「燃料費調整額」・「再生可能エネルギー発電促進付加金」とは
・燃料費調整額
燃料費調整額は、各月の燃料費調整単価に使用電力量を乗じて算定します。燃料価格が上昇した場合は燃料費調整額を加算し、燃料価格が低下した場合は燃料費調整額を差し引き、電気料金を算定します。
※東京電力より引用
・再エネ発電促進付加金
再生可能エネルギーの買取りに要する費用は、全国一律の単価により、電気のご使用量に応じた賦課金※(再生可能エネルギー発電促進賦課金)として、電気をお使いになるお客さまにご負担いただいております。
※東京電力より引用
小難しくて分かりづらいですが、要はこの2つをシュミレーションと合わせて計算しないと正確(に近い)な数値にはならないということなのです。
実際に計算してみました。
「燃料費調整額」・「再生可能エネルギー発電促進付加金」の計算
・まず燃料費調整額は、楽天でんきの下記のリンクに各月の単価が載っているので、そちらを参照します。
例えば、今年(2020年)1月の東京電力管内だと、1kwhあたり-2.06円になります。これが燃料費調整単価になります。
今回はマイナスの数字になっていますが、プラスになる場合もあります。
これは、住んでいる地域や月、電力会社によって違うのでその都度確認が必要になります。
この-2.06円(燃料費調整単価)に使用した電気使用量(僕の場合は1月で537kwh)をかけることで、燃料費調整額が算出できます。
なので、式はこうなる。
537(1月の電気使用量)×-2.06(燃料費調整単価)=-1,106円
つまり -1106円 割り引かれることになりますね。
燃料費調整単価がプラスになった場合は、当然結果もプラスになるので払う金額が増えるというわけです。
・再生可能エネルギー発電促進賦課金
これも再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価を求めます。
燃料費調整単価とは違い、全国一律になります。
どの電力会社を申し込んでも同じです。
https://energy.rakuten.co.jp/inc/electricity/terms/fee.pdf
※リンク先はPDFです。
これも今年(2020年)の1月をもとに算出すると、1kwhあたり2.95円になります。
2.95円(再生可能エネルギー発電促進賦課金)×電気使用量(僕の場合は1月で537kwh)で求めることができます。
537(電気使用量)×2.95(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価)=1,584円
1584円が再生可能エネルギー発電促進賦課金となります。
この金額が実際に上乗せされるわけです。
シュミレーションした金額と合算してみる
楽天でんきのシュミレーション例
・東京電力
・電気使用量(2020年1月):537kwh
・契約プラン:従量電灯B
・容量:40A
上記で算出した結果:14,230円
と出ました。
ここからさらにさっき算出した燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を合算します。
14230円(シュミレーション結果)-1106円(燃料費調整額)+1584円(再生可能エネルギー発電促進賦課金)=14,708円
14,708円と出ました。
シュミレーション結果と478円の差がありました。
これが大きいとみるか小さいとみるかは人それぞれですが、単純計算で年間5736円の差が出てきますね。
シュミレーション結果は正確じゃないとはわかってはいますが、結構大事な部分が抜けているので、これはどうなのかなーと思いました。
シュミレーションの穴はまだあります。
シュミレーションは単月ごとに12ヶ月分やった方がいい
シュミレーションは単月ごとにやったほうがいい。
これはどういうことかというと、シュミレーションではひと月分を入力すれば、残りの月は予想で算出される仕組みになっている。
例えば11月でシュミレーションの入力すれば、残り1月〜10、12月は自動で予想の値が出てくるのだ。
例として、11月でシュミレーションをやってみる。
・東京電力、使用量:236、従量電灯B、40Aで算出
結果
11月単体でシュミレーションした方がかなり安く出た。
今回僕の家では11月はそんなに消費してなかったので、たまたま低かっただけで、この低い11月を基準に平均して算出されると全体的に低くでてしまうようだ。
やっぱ他の月は予想でしかでないので、やっぱ単月ごとにやった方が今払っている料金に近づいたものになると思う。
シュミレーションは使用量をもとにやった方がいい
シュミレーションには料金か使用量を選択して算出することができる。
一応、両方単月ごとにやってみたんですが、これもかなり結果が違うものになった。
料金のシュミレーションでやった方が安く出る傾向にあった。
特に、1~2月の使用量が多い月の方が料金がかなり安くなっていることが分かる。
対して使用量のシュミレーションの方が、現在の利用料金に近い金額になっている。
あくまで個人的な見解だけど、使用量のシュミレーションの方が、電力会社(地域)、各月の指定、契約のプランやアンペアを細かくしているから今使っている料金に近い数字(正確性)が出たのではないのか?と思う。
まとめ
・シュミレーションをするときは単月ごとに12ヶ月分やる
・シュミレーションは使用量をもとに算出する
・「燃料費調整額」・「再生可能エネルギー発電促進付加金」も合算する
忘れちゃいけないのは、シュミレーションをやるときに楽天ポイントも含めてお得になります!貯まりやすくなります、みたいにいかにもめっちゃ安くなりますよ~的なのを前面に出してくるので、まずは楽天ポイントを抜きで計算した方がいいと思います。
(ポイント数だけでだまされてはいけない!)
一応僕は上記を踏まえて楽天ポイント抜きで計算したら、年間で3811円安くなると出ました。
これにプラスして楽天ポイントでお得になるのであれば、変えてもいいかなーと思ったので、この度楽天でんき・ガスともに切り替えるることにしました。
(ガスの方は東京ガスと全く料金が同じなので、問題なし)
今回は僕の一例で書きましたが、人によっては利用している電気会社や地域、契約プランによっても差が出てくるので、よくシュミレーションや計算を行ってから検討や切り替えを行いましょう!
それでは、以上!