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【錯覚資産】勘違いさせる力 レビュー【具体的な増やし方も考察】

どうもdaisです。

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今回は、こんな本を紹介します。

 

「え?まだ実力で勝負とか言ってるの?」という挑発的なことを言ってる男が表紙のこの本。

タイトルは「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」

 

東進ハイスクール講師の林修先生やブロガー界の神(現在はyoutuber)イケハヤ氏も紹介しています。 

 

超簡単に説明すると、

・勘違いさせる力(錯覚資産)は人生をよくも悪くも変えてしまう恐ろしい武器というのを解説している本。

 ・心理学+ビジネス本みたいな感じ

 

仕事でも同時期に初めて、同じ条件で自分の方が成果出しているのに、なんであいつが評価されるのか?

どうして伸びる人と伸びない人がいるのか?

なんで人は錯覚するのか?

実は、人は錯覚していることに自覚がない

 

などの錯覚資産による効果とメカニズムがわかるようになるのだ。

 

・僕が気になった内容の紹介とレビュー

・錯覚資産って自分の生活や行動で具体的にどうやって作ったり増やすことができるのか?の考察

の2本立てでお送りします。

※結構小難しい用語が出てくるので、なるべく使わないで書いていきます。 

錯覚資産とは?

まず錯覚資産の説明から。

 

この本オリジナルの造語で、「みんなが自分に対してもっている、自分に都合のいい思考の錯覚」のこと。

 

これだけだとわかりづらいので、まず一つ例を紹介

9.11テロの時のブッシュ大統領の支持率

テロ前50%→テロ後90%に上昇

経済対策のブッシュ大統領の支持率

テロ前47%→テロ後60%に上昇

 

もともと経済政策の支持率はよくはなかったけど、テロ対策の支持率が上がったら、経済政策も上がった

 

テロ対策1つが良かった(すぐれている)と経済対策もいい感じに思われて、全体的に高評価を得ることができた。

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→何か一つ突出して優れていると、全体的にこいつすごいやつなんじゃね?と思考が錯覚をおこしてしまう、これをハロー効果という。

この場合のハローというのは、後光という意味で、一点が優れてると何もかもが優れてるように見えることからこう呼ばれる。

 

さらにブッシュ大統領を指示している人たちは自分が錯覚している自覚がない。

 

この勘違いをさせる力のことを「錯覚資産」という。

 

錯覚資産の大きさは、「ハロー効果の強さ×思い浮かびやすさ×思い浮かべる人の数×思い浮かべる人の質(経営層やインフルエンサー、影響力の高い人)」で決まる。

 

この錯覚資産は逆にマイナスの面に働くこともあって、何か大きな失敗をした場合、全体的にダメな無能なやつと評価されてしまうこと。(というか資産というかこの場合、負債といった方がいいのかな。)

 

ダメな評価をされた人がある程度結果を出しても、好印象の評価の高いプラスの錯覚資産を持つ人に比べると、なかなかイメージが払拭できにくい。

そのほか気になったところ

錯覚資産があると実力が効率よく伸びる

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実力はよい上司、よい同僚、よい部下、よいポジション、よい環境に恵まれて効率よく伸びる。

 

そのよい環境を手に入れられるかは実力より錯覚資産の方が大事。

 

実力があるからよいポジションを手に入れられるのではなく、実力があると周囲が錯覚するからよいポジションが手に入る。

 

錯覚資産がある人とない人で差が出てくる

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錯覚資産が多い人は

・エリートコースを進む

・十分な指導を受ける

・重要な仕事を任される

・みんなに助けられる

・さらに実力アップの機会も増える

 

これを繰り返す(ループ)と実力も伸びる

 

いろんなところにチャレンジをする

錯覚資産を作るためには、成果や実績を作る必要がある。

 

何が成功するかは運しだいなので、当たりが出るまでいろんなところに小さく賭けていく。(いろいろチャレンジする)

 

ハロー効果が得られそうな仕事や役割に手を挙げチャレンジする。成功するかは運しだい。

 

当たる確率が高いときを狙って、全力で投資する。

 

そこでたまたま実績や成果を上げて、ハロー効果を手に入れることができたら、そのハロー効果を使ってよりよい環境を手に入れる。

 

さらに、ハロー効果は具体的な数字の方が効果が出やすい。

・半年で〇〇万円稼いだ

・フォロワー数1万突破

・作業を効率化させて残業を30%減らした

など。

 

アピールするのも大事

成果を出すだけじゃなくて、アピールするスキルが高く、かつ、アピールする努力を十分にやっている場合、それが錯覚資産になる。

 

内向的な人は、この錯覚資産の威力を甘く見ている人が多く、非常に多くのチャンスを逃してしまっている。

 

利用可能性ヒューリスティック

脳がすぐに利用できる情報だけ使って答えを出す。

 

「思い浮かびやすい」情報だけを使って答えを出す。

逆に「すぐに思い浮かばない」情報は、無視して判断をおこなってしまう。

 

判断に必要な情報が欠落していることに気づかない。

 

感情ヒューリスティック

好きなものはメリットだらけでリスクはほとんどなく、嫌いなものにはメリットはほとんどなくリスクだらけだと思い込む。

 

好きなものの評価が高く、嫌いなものの評価は低くなりやすくなる。

 

さらに時間がなく直感で選ぶとこういう傾向になりやすい。

一貫して偏ったストーリーを真実だと思い込む

すべての情報を与えられるより、一貫して偏った情報だけを与えられた方が、魅力的で説得力があり正しいと感じてしまう。

 

感想

読み進めてくとたしかにと納得してしまった。

 

なんか東大や早稲田とかの高学歴という実績があると、何でも知ってて仕事もできるってイメージが付いてる気がするし、よくブログやTwitterで副業の月収100万とか1ヶ月でフォロワー1万人突破とか、数字を出すことによってすごそうにも見えてくるわけだ。

 

実際は、嘘ついてるかもしれないし、何かしらズルをしてるかもしれないしね。

それでもすごそうと錯覚はしてしまう。

 

そういう実績のある人たちのいう事ややることってなんか正しいような感じもするからな。

 

僕自身はどちらかというと、内向的な性格なのでアピールが下手である。

 

コツコツとだまってやってれば、誰かが見てくれて評価してくれるだろうと勝手に自分で思ってた。

見てくれる人はいるにはいるが、少なくてあまり意味をなしてなかったわけだ。

 

このアピール下手のせいで、本来は評価されるべきところが正当に評価されてないことがあるかもしれないなーと思う。

 

あとは、思い浮かびやすいとか、ものの好き嫌いも頭ではわかっているけど、人間の脳の欠陥で公平に決めることができなくて自分の都合で決めてるのは、確かにあるわ。

 

これを逆に利用するならば、何か評価してもらう場合は、人に好かれて思い浮かびやすい実績や成果を上げれば、評価が上がりやすくなるということなんかな。

 

昔から出世するやつも上司にゴマすってるのもいたけど、それも理にかなっているわけなんだね。

 

まあそれで実力がついてるかはわからないけどw

 

読んだのはいいものの、これ実際に実生活や仕事とかで具体的に錯覚資産はどうやって増やすのか?何をやればいいのか?が書いてなかったので、考察を書いていきます。

 

錯覚資産を具体的にどうやって作ったり増やしたりするのか?

仕事・Twitterの2つの具体例で考察してみました。

仕事

出世したり評価をもらうためには、好印象・できる人間だと錯覚させる必要がある。 

そのために必要な行動を並べてみた。

・身だしなみを整える
・物事をポジティブに考えたり、受け答えをはっきりする、明るく接するなど、好印象にみられるようにする
・上司や先輩、同僚とコミュニケーション(報告・連絡・相談)をきちんとやる
・上司や先輩などから好かれるようにする
・積極的に仕事をやる(受け身ではなく自分から仕事を取りに行く)
・重要な仕事は必ず成功(成果を出す)させる

 

考えられるものを挙げてみましたが、なんか一般の仕事論っぽいものになっただけですね。

 

要は、身だしなみを整えたり、暗く見られない、積極的に仕事に関わるなど、第一印象や人柄を好印象に見せることはまず大事だと思います。

 

その次に、上司や先輩などに好かれたりかわいがられるようにする。

 

そのためにはちゃんと報告・連絡・相談(ホウレンソウ)やコミュニケーションをちゃんと取ること。

 

これで上司や先輩に好かれる・気に入られるなどに好印象の状態に持っていくことができて、仕事をしやすい環境ができてくるのではないかと思います。

 

ただこれだけではダメなので、ちゃんと仕事に関するスキルも磨かないといけません。

※仕事術に関しては、今回の本の内容とは別の話なので、割愛します。

 

上司や先輩などに好印象を抱かれている環境+仕事のスキルを磨いた状態で、仕事で成果を出せばできるヤツという錯覚資産が生まれて、さらに良い仕事や環境をもらいやすくなって、成果を出しやすくなっていくのではないだろうか。

 

また、そこで失敗したとしても、できるヤツの錯覚資産があるので、そこまでマイナスの評価は受けにくいということになっていくわけです。

 

ちなみに、僕自身も会社で錯覚資産だと思うことはあります。

僕は、PCやExcelが得意というか普通に扱えるレベルで、職場でプリンターの設定やExcelの関数について聞かれることがあります。

 

詳しい人からすると大したことないと思いますが、結構パソコン扱えない人が多くて、一回使い方を教えたり、Excelで一括処理のツールを作っただけで、みんなからパソコンに詳しいやつという錯覚資産ができている状態になりました。

 

そのおかげで上司からもよくExcelについて聞かれることが多くなりました。

 

まあそれだけで、今後の人生大きく変わるか?と言われたら微妙な感じはしますけどねw

 

Twitter 

僕自身はフォロワー160人ぐらいしかいないし、すげー実績があるわけじゃないので、この錯覚資産は使えませんが、ネットの情報や自分でもやれそうな範囲で考えてみました。

 

Twitterで錯覚資産を作る・増やすには、やはり実績が必要だと思います。

 

例えば、ブログや副業で月100万円突破とか、1ヶ月でフォロワー数千人増やしたとか。実績を名前とかプロフィールに載せるだけでも、十分な錯覚を生むことができると思います。

 

問題なのは、その実績をどうやって増やすんだ?というので考えた

 

・名前、アイコン、プロフィール、ヘッダー画像を整える
・リアルで実際に偉くなったり、起業したりする 
・副業で稼ぐ
・何か一つに詳しいツイートをしていく
・相互フォローでフォロワー数を増やす
・興味がある分野で、インフルエンサーに「いいね」している人に「いいね」またはフォローをする

 

まずはリアルと同じで、外見を整えるところですね。

 

僕は人のこと言えないですけど、ちゃんとプロフィールだったりアイコンは自分が何者かわかりやすくかつ好印象なものにしないと、やっぱフォローされないので、重要だと思う。

 

次に書いてて思ったけど、偉くなるとか副業で稼ぐとかは、いきなり難易度が高すぎて現実的じゃないなと自分でも思う。

 

ある程度フォロワーを増やすのであれば、何かに特化させた方がよいのかもしれない。

 

ブログならブログ、お金に関することだったら、貯金・節約・投資・ポイ活など。

 

そこでどっかで見た記憶があるのだが、興味がある分野でちょっとフォロワーが多いインフルエンサー(数千~数1万とか)のツイートに「いいね」をしている人に「いいね」かフォローしてあげると、フォロワーが増えやすいらしい。

※僕もやったことがないのでわからない。今度やってみるかな

 

最終手段として、相互フォローを狙う。

ある程度数が増えれば、この人ちょっとすごそうと勝手に向こうが思ってくれる。

(要はハロー効果狙い)

 

ツイートの中身が薄いとしょぼいとバレるから、やっぱ有益だったり、なんか人に役立ちそうなツイートしていった方がもっと伸びるのかもしれない。(ツイートの発信力・実力を伸ばす)

 

おわりに

感想のところでも書きましたけど、なるほどねと納得するところが多いですね。

 

また、人間の脳の構造的欠陥とか、人生とかものの見方でどうすれば得になりやすいのか?がわかるだけでも勉強になったと思いました。

 

この錯覚資産によって人気になる人、出世する人、成果を出す人の共通点を探したりするのもおもしろいかもしれませんね。

 

錯覚資産を使ったり、狙ったりしていろいろ実践できるか?と言われたらわかりませんが、もし僕がめっちゃ偉くなったりフォロワー数が爆上がりしてたらこの本のおかげと思っていいかもしれませんw

 

それでは、以上!